Black Culture Archives(黒人文化資料館)を訪れます。
ロンドン南部、Brixton (ブリクストン)という
アフリカ系移民が多く住んでる区域にあります。
イギリスに来たんだから、
きれいな部分もいいですが、
素顔の街並みと人との触れ合いもひっくるめて
経験した方が面白いですよね。
人間はひとくくりの人間だけれど、
地球のどの地域から生まれたかによって、
肌や瞳の色が異りますよね。
太陽に光が強く照らされる地域では、
それに耐えうる褐色の肌、髪の遺伝子が進化したし、
逆に、太陽の照射が弱い地域では、
太陽の栄養をしっかり吸収できるような
遺伝子が時間をかけて進化しました。
ロンドンの街中を歩いていると、
ほんとに様々な人種の人々とすれ違うので、
地球の不思議を感じられずにはいられらないのです。
ただ、
私たちの違いが裏目にでることもあります。
優劣感情から、偏見や差別が
長い歴史の中で、グツグツの煮えたぎっているのが
現実です。
溝はなかなか埋まるものでないですが、
埋めれないこともないですよね。
まずは私たちの意識を
共有できればスタートラインに立てる。
技術が進歩して、
世界各国行きたいところに行ける便利な時代。
世界が広くなったという言う人がいる一方で、
世界が狭くなったとう言う人もいます。
いろんな確執がもやもやが世界を覆い、
手に負えないのかもしれません。
私は専門家でもないので、
大したことは言えませんが、
個人的な経験から言えるは、
心を開いたお互いの眼差しは、
曇りなくとても純粋なもので、
素直に相手に敬意を感じられることです。
そこに、肌の色もないですし、
言葉の隔たりも邪魔になりません。
色とりどりが素晴らしいことを
肌で感じることは、
どんなに潤いのあることかと感動したのを覚えています。
旅は甘くもあり、
辛くもあります。
苦みや辛さをちゃんと消化できなときに
甘さもひときわ美味しく楽しめ、
人間として一回り大きくなれるのではないでしょうか。