旧王立海軍大学と
国立海洋博物館は目と鼻の先にあります。
物物館の前に大切に保存されているのが、
19世紀(1869年)に建造されたイギリスオの最速帆船、
カーティサーク号。
当時 盛んであった紅茶の輸送を狙って・・・
と言うのも、その時代 紅茶貿易は大きな富を生み、
いかに早く紅茶を輸送できるか競いあってたとか。
しかし、カーティサークが航海を始めた
ほぼ同時期にスエズ運河が開通。
風の少ない運河では帆船が役にたたず、
紅茶貿易の主役は蒸気船にとって代わられました。
なんともっっ・・・
その後、ニューヨークへジュートの輸送、
オーストラリアへ羊毛の輸送、
ポルトガルへ売却され、
南米・東アフリカの植民地との間で輸送業務。
ほぼ半世紀、世界各地での業務を終え、
イギリスに戻ってきたのは、1922年。
長旅ご苦労様でした。
現在は一般公開されています !
大海原の中、
嵐の空の下を、灼熱の太陽の下を、
多くの人と物を載せ、
風に乗り、波をかき分け航海してきたんですね。
海は大好きですけど、
実際にはそのパワーに畏怖の念を感じます。
あまりにも大きくて、温かくて、時に恐ろしい。
私が当時カーティサークに乗って、
大陸を渡る大役を任されたとしたら・・・
いやっ、
想像しただけで怖くって震えきます。
臆病すぎて仕方がないですね!
私は、長年 水泳で心と体を鍛えてきたつもりですが、
それと海への畏敬の念は比べものにならず・・・
ぼーっと、カーティサーク号を見やるだけで、
その歴史を知ると、
知恵と技術が凝縮された緻密な姿をみると、
たいしたもんだと鳥肌がたってきます。
是非とも、肌で体感してほしい大船です!
さて、そろそろと思い、
視線を逸らすと懐かしい赤い物体が。↓
アンティークな郵便ポストと電話ボックス。
電話ボックスなんて、年前か当たり前に、
いたるところにありましたが、
携帯電話の普及ですっかりその役目が終わり、
今では、生きた化石のような存在です。
早速、電話ボックスの中に入って当時を偲びたい!!
と心躍らせて取っ手を握ると・・・
かた~く 閉ざされています。
あっっっ、もうすっかり過去のものとしての展示物(苦笑)
ほんと、ご苦労様でした。
時代は刻々と進むんだ。
一歩一歩あゆみ進めるように。
決して時間は戻らないように、
一歩踏み出した足取りも、
踏み出したが最後 戻らない。
そう思えば、
一歩の覚悟の大切さと有機がでてくるのではないでしょうか。
みなさん、どうでしょうか!?
旅もしかり・・・
躊躇する足取りよりは、
心が求める一歩、また一歩で、
実りある時間を楽しましょう👣♫♪・・・