テムズ川の水

今日はテムズ川の素朴な姿の話です。

テムズ川は、
以前は学校の歴史で習った
南イギリスを流れるロンドンと海を繋ぐ川、
ぐらいな存在感、
漠然としたイメージでした…

こうやって、ロンドンを訪れ、
穏やかながら偉大な大河の前に実際に立つと、

いろんな歴史、文化が見える。

いろんな考えがよぎる。

ただただ
たいしたもんだと感服します。
体験が全てですね!!

水が際立ってきれいなわけじゃない。

けれど、
ゆっくりと蛇行して
たくさんの恵をもたらし
海に帰って行くどっぷりとした様子は、

やっぱり偉大です。

背後には

それは立派な建物が
今では競い合うように並んでるけど、
テムズ川の前では
ほんまにちっぽけに見える。

わたしたちは、
私たちの小ささをかみしめて、
静かに眺めるしかない。

いや、それで十分なのでしょう。

文学作品で言えば、
「不思議の国のアリス」で
リデル姉妹の船遊びの場所..

頭の中で時間をず~っと巻き戻してみると
絵が思い描かれますねっ♪

時間を超えた力がある、
テムズ川…

この日は朝からちょっと空想にふけってみます。
明日は歴史をたどってみる。

この大きな川がもたらした
人、物、事…
深くを知るぬのには
ほんとに時間ぎかかりそー !!

けれど、
それが生活の中での楽しみ一つになれば
意味がりますよね^-^

時々テムズ川に身を委ねてみましょう。

そして、
無償に与える力を学ばべればいい・・・
あ~~っ、凡人には心痛い言葉やわっ。

今日もテムズ川と散歩。
一歩踏み出せる一日でありますよ~に。

青空 テムズ川

空の青さが広がる日・・・

友達の家からテムズ川沿いに散歩に出かけます。
曇りの日のロンドンもいいですが、
青空はやっぱりすがすがしいものです!
空気もより一層おいしく感じますしね^-^

ここ最近は雨が少なかったようで、
テムズ川とNeckinger’s Riverの合流するSt Saviour’s Dockからの景色は
以前 見た景色とはちょっと違いますよ。

水が干からびてます・・・

完全には乾ききっていいないぬかるみの中を
にょろにょろと重い足取りで歩くカモメの姿がありました。

彼らの動きがじっくり観察しながら、
私:「歩きにくくないんかな~?」ってつぶやいたら、
友:「鳥にとっては当たり前のことでしょ!ちゃんと分かって歩いてるんだから・・・」
と、しら~っと、軽くあしらわる始末・・・(苦笑)

友達の自然に対する観察力は抜群だから、だまって納得するしかなく、
でも、全くその通りですよね。

動物は私たちがが思うより、自然の中での生き方に限れば、
人間よりずっと賢明なこと・・・

中には優劣関係から、脆弱なイメージがある生き物もいるけれど
自然の理解は私たちが持っている理解からはほど遠い
別の次元のところにあるのではないでしょうか。

そんなこんなを考えながら、家を出てから10分にも満たないのに、
テムズ川の広大な景色が、目の前一面に広がる、
贅沢すぎる気がします・・

私は水がだ~い好きで、
きっと前世は水の中の生物だったんじゃないかと思い込んでます。
イルカだったらいいのにな~っ、と^-^

余談ですが、以前海外に滞在してた時、現地の友達4,5人の前で、
「私イルカのように泳げるんだよっ!」ってキュートな冗談のつもりで言ったら、
本気の本気で笑われ、というか爆笑(*_*)
「何がおかしいだろっっ???笑いのツボって万国共通じゃないのねっ・・・」
とちょっと苦い経験をしたことを思い出します。

みなさんも、海外で似たような経験される(た)かもしれない・・・
ちょっとした屈辱的な出来事の積み重ねで
心が鍛えられていくのと同時に、心が奥深くなる、
海外に触れることで何層にも心を豊かにできるんだと
実感しましたよ。

脱線しましたが、水の話に戻ります。
水辺には不思議なパワーがあること
共感してくださる方、きっとたくさんいると思います。

これは別に深く考えなくても理にかないますよね。
人間の体がほとんど水からできている事実。
とてつもない太古の昔までさかのぼると
つまり海からすべて生まれたという事実。
命の源です・・・
力が出るはずですね。

そして、街と水とが融合している壮大な姿を目の前にすると
とっても感激するのは私だけでしょうか・・・

タワーブリッジがまたもやお出迎えですね。

何度見ても、貫禄ありますよ!
この地で生まれ育った友達も
一日として同じ日はない、という飽きることのない
素晴らしい景色です。

立派な船が
青い空の下、どや顔で構えている姿が、
そのまま自分の中に投影されるようで、
わけもなく誇らしくなり、心を大きくしてくれます^-^

なんて単純こと・・・
けれど、
この素直に感じるセンサーこそが真実なのでないでしょうか。

想像力が掻き立てられる、魅力いっぱいのエネルギーです。

朝もよし、

日中もよし、

夕日の時間なんてなおさらのこと。

明日はまた、気が向く時間帯に会いましょう・・・あし

スカイガーデンからの夕日・・まだまだあります

夕焼けを狙って2度目のスカイガーデンからの眺め。

景色が美しすぎで立ち去ることができません!
立ちすくんだまま。

理由は、一刻一刻と表情を変える
空・・・
雲・・・

自然のドラマに終わりはないのですね。

沈みかけの太陽が、命を吹き返すように、
荒々しく燃え上がるオレンジの光。
あんなに遠くに輝いているのに
とってもあったかい。

愛おしささえ感じますね。
これが、絵画だったらこの瞬間が静止して、
いつまでも酔いしれていられるのに・・・

でも、変わりゆく短い短い時の中にこそ
美しさが散りばめられているんですよね。

写真の右少し上の方に、↓
ちっちゃくゴマ粒のように、
金色の空を羽ばたいてる鳥が見えますか?
鳥が夕日を愛でながら飛んでいるかどうか
分かりませんが
どんなに気持ちいいんだろうかと思われます。
鳥になりたいっ!と願う瞬間です。
今、この時。

あ~、本気でそう思う。

と思いにふけっていたら、
太陽が地平線に隠れ始めました。

ほんまに切なくて美しい。

もっとずっと空を眺めていたい。

旅は明日も続きますが
この空は2度とない空なので、
立ち去るのが惜しくてたまりません。

小さいころ、日が暮れても
遊びたくて、遊びたく駄々をこねた、
あの当時のわがままな感情が沸き上がり
心が響いたときに感じました。

大人になって、大人として振る舞うために、
ずいぶんと感情を心の奥底に
とどめてきたんじゃないかな~っ、と。

友達に言われたことがぐっと突き刺ささりましてね(苦笑)

「ある子供が100% 感情を素直に表現するのを見て、
 その翌年同じ子に会ったら、世間体とか体裁とか気にして
 感情の表現をコントロールする子になってる。
 日本は特に文化的な背景もあるよね。」

もちろん、大人になったら必然的に
大人としても振る舞い方を覚えるのが自然ですが、
日本は得に、礼儀とか云々
感情を露骨に表さない風習があり、
目と目で通じあうことが美徳とされたりしますよね。

自分自身の過去も振り返って、
感情に素直になるべときは素直に表し
それが人間らしいのではないかと思いました。

それにしても、美しい!
しっかりと心に焼き付け、語りつぎたいわ~。

この一瞬を。

テムズ川の夜景

 
ロンドンの夜の街歩きは場所によっては
やはり安全ではないので、お勧めはできません。

私も現地の友達がいなければ、
こんな楽しみ方もできなかったはずです。

すく傍には、タワーブリッジが煌々と輝いて、
テムズ川にかかる橋も
魅惑手的にライトアップ。
川を挟んで向こう岸の街並みを見やれば、
ロンドンとはまた違う、
異国の地にでもいるような不思議な幻想に酔いしれる。

正直、一度こんな経験すると
テムズ川界隈の夜の光が醸し出す世界の
魅力は捨てがたいです!

この日は、タワーブリッジ南側の川沿いの通りを
東に向かって進みます。
ここは橋から自転車で5分程のところです。

昼にはない物語がある。
月と雲と、街頭と…

遠くの街…

好奇心が尽きませんよ~

信頼できる現地に詳しい人がいれば、
是非とも体験していただきたい、
ロンドンの夜も物語です^-^

タワーブリッジから空と海

タワーブリッジを渡るときは、
橋のそのものだけでなく、
橋からの眺めも見逃せないですね。

橋を上から支える空。

太陽は一刻一刻西に傾き
だんだんと空の色を虹色に染めていく。
綿菓子のような空と、
川面に輝く七色のさざ波と…

人工の造形と、
自然の光と…

風と雲と、
水の流れに大きな体をを委ねる船と…

いっときも見逃すのが惜しい。
時が止まればいいのに…と願うけど、
旅の時間はさらに加速しますよね。
それは濃密だから。

人間の感覚は
奥深くからつき動かされると、
良くも悪くも
もの凄い力を発揮しますよね。
こんなにすごい力があったんやと、
驚くぐらい。

そんな感覚を震わせる感動と、
時間の加速度は
比例していると思われます。

ほどばしる感動と、
悲しいくらい早く過ぎ去る時間。

日々の習慣で少し鈍くなった感覚が
呼び覚まされている証かな・・・

旅で、すっきりリセットできるといいですね。

やっぱり空気が美味しいわ~。
これ以上のごちそうないですよ^-^

タワーブリッジの素顔

タワーブリッジを横断です。

日暮に差しかかり、
ライトアップが魅惑的!
お城だね・・・

アーチの下では、
そのデザインと厳かさにすっかり圧倒され

スカイガーデンから眺めたときは
あんなにちっちゃかったのに
こんなにも仰々しくかっこいい。

やはり間近で見る体感がものを言いますね。

手前の街灯が
橋をしっかりの見守っているよう。

橋の上から ドレイプで繋がる人たち。
人がいるから橋がかかる。
橋があるから人が集う。
つながり合う。

そう、
み~んな、繋がってるんですよ。
でも、私もそうですが忙しさに紛れて、
悲しいかな忘れていしまったりする。

なので、旅人の目線は大事なのかな・・・

追伸…

人の渦の中、
私より30センチ背の高い友達が
シャッターをきってくれました。

大切な友人へ、

あなたがいるから旅は楽しい。

ありがとうね…

バタシー・パーク – 平和

バタシー・パークの一角です。

木漏れ日の中から、
まるで絵本のような風景が現れました^-^(↓)。
野外学習または遠足でしょうか。

子供たちと先生が
陽気なエネルギーを
はちきれんばかりに発散。

絵画を眺めていいるようです。

そんな平和な雰囲気ですが、

すぐ傍にある仏塔に気づけば(↓)
なにか繋がるような気配です。
でもなぜ、ロンドンの公園に仏塔なのでしょう。

当時のロンドン地方自治体による
平和を願う年(1984年)の一環として、
日本山妙法寺により
1985年、正式に開設されたそうです。

公園の長い歴史からすれば、
比較的新しく公園に仲間入り。

金箔で覆われ
陽光でギラギラさらされて、
こんなにも眩しい仏像は
日本でお目にかかったことがないですよ!

毎日、散歩やジョギングの通り道に
拝むことができるなんて、

仏像を拝むのにはほぼ拝観料かかる
日本の環境に比べればありがたや~、です^-^

仏像は、4面に分かれて計4体、

それぞれ異なるポーズでお披露目。
最初の仏像は(↓)、
悟りや救い- ニラバーナ(涅槃)-
の極致に到達したブッダで、
カルマ(業)や輪廻から解放され
右手で頭を支え体を休めています。

次の仏像は(↓)
説教を唱えていますよ。
小指と薬指は外に広げ
悪を追い払いながら・・・

さてお次は、
左手は膝の上に掌を上に向いて置き、
右手は膝小僧の上に寝かせて
かつ少し地上に触れる、
不動の悟りのポーズです。

最後の仏像は
右手は上方(天)を指し、
左手を下方(地)、外側に向け、
天と地上の一体化を表します。

また、外側に向けられたその手で、
慈善の愛、恩恵が
私たちに向けられているのことこ。

この日、不思議な現象が起こりました・・・

青空の下、
無数のテントウムシが
空を舞っていたんです。

彼らをかわして
歩かないといけないほどの
経験したことのないおびただしい数。
少しぞっとするくらい・・・

無邪気な子供たちは
テントウムシのダンスに大はしゃぎで
健気さが美しくって心がくすぐったいばかりでした。

ところで、
「テントウムシが体にとまると
 幸せがやってくる」
というジンクスがあるのご存じですか?

澄み切った空気と、
神秘的な雰囲気に生える
仏像の神々しい姿から、
まんざら、偶然起こった現象でも
ないような気がしました!

信じることに意義ありですので、
ここは純粋に信じて・・・
幸せが舞い降りますように!!

でも、お忘れなく !

テムズ川を前方に左手(西側に)
チェルシー橋。

右手(東側)にアルバート橋
そう、ここはロンドンンのど真ん中ですよ。
平和を望む願いに国境ないんですね、
癒されました^-^

Sky Garden – 空中ガーデンから!

サイクリングで
ロンドンの街中を駆け抜ける日々が続きいます。
天気がよければ、これほど気持ちいことないですね!
交通渋滞に悩まされることもないし、
景色が間近で楽しめるのが最高。

この日はビッグベンロンドン・アイを通りすぎて
目的地、スカイガーデンに。

エレベーターで最上階35上階に到着すると、
前方に広がるのは空の海。

角度を変えると
緑の海。

外の空気に触れると、
なんだか太陽に少し近づいた気がしますよ!

光と影が戯れ語りかける。

ちっぽけなことは忘れようと。
心の鼓動に酔いしれようと。

体の奥の振動と反動と・・・

空の海原が再び呼びかけるんです。
海は広いからずっとずっと、
はるか眼下の海原もちゃんと見てねと。
時を刻んで心に留めてと。

テムズ川が黄金の帯となり、
風にたなびいていますね。
船も演出も粋やわ~^-^

ほ~っと一息つけば
お腹の海原もぐるぐる・・・
空中カフェに引き寄せられて、

ハーブティーと野菜のキッシュで
心がほっかほか。
体から、心から、おいしいってこういうこやね。

そしてまた、
風と光と、
自由に飛び交うエネルギーが
まだまだあるよと誘い出す。

タワーブリッジがあんなに小さく、

どこから眺めてもおごそかなにくいやつ(笑)

人間の知恵と術/アートはすばらいけど、
川がなければ橋はできない。
石・土がなくても橋はできない。

何が欠けても形はならない、
これ究極の真実ですね。

もうちょっと仲良く
人間と自然が共存できたら、
いいんやけど、
と願わずにはいられません。

旅は時の教科書にもなるんだ・・・

Δ営業時間
Monday – Friday: 10am – 6pm
Weekends: 11am – 9pm

*入場無料
ホームページから予約)
Add: Sky Garden Walk, London, EC3M 8AF

テムズ川ライトアップ − 夜景

テムズ川沿いで夜のサイクリングです。
11月初旬、
海側からの風が冗談じゃなく肌に突き刺さり、
極寒です !

バタシー・パークを挟む2つの橋のライトアップで、
道もほどよく照らされて、
寒さを忘れられるほどでもないですが(苦笑)
雰囲気は抜群です。

まずは西側のチェルシー橋
絶景です !!

テムズ川の川面が黄金に輝いています。
昼間とはまったく装いが違い
魅惑の姿ですね。

心奪われるとはこういうことなんか、
と思わせる景色です。
寒空の中、ながながと虜になりました。

さらに東へ5分ほど自転車をこぎこぎすると、
次はアルバート橋が現れます。
少し装いが異なりますが
魅了は引けをとりませんよ。

水辺にさざ波が押し寄せ、
夜の静けさと
空気の重厚さが
波の音を際立たせて、
まるで海辺のような風情です。

眼を閉じて感覚を研ぎ澄ますと、
さっきまでほんのちょっぴりだった磯の香りが、
鼻に優しくつんとくるほど主張してくる。

私たちの五感は
便利な生活を代償に
だいぶにぶってしまったんだろな
と感じ、少し自然に近づけた気分・・・

あ~っ、空気が澄んでいて、美しい~。

一方で、向こう岸の街並みをみやると、
今ここ、
ロンドンのど真ん中のテムズ川沿いに
たたずんでいることを
ふと我に返らせてくれます。

橋の下から見上げると…

ロンドンの夜景、美しいわ~。

ただしです!!
ご注意いただきたいのは、
基本的に夜は危険ですので、
必ず信用できる地元の方と
行動することを強く推奨します。

素敵な旅を続けましょう…