青空 テムズ川

空の青さが広がる日・・・

友達の家からテムズ川沿いに散歩に出かけます。
曇りの日のロンドンもいいですが、
青空はやっぱりすがすがしいものです!
空気もより一層おいしく感じますしね^-^

ここ最近は雨が少なかったようで、
テムズ川とNeckinger’s Riverの合流するSt Saviour’s Dockからの景色は
以前 見た景色とはちょっと違いますよ。

水が干からびてます・・・

完全には乾ききっていいないぬかるみの中を
にょろにょろと重い足取りで歩くカモメの姿がありました。

彼らの動きがじっくり観察しながら、
私:「歩きにくくないんかな~?」ってつぶやいたら、
友:「鳥にとっては当たり前のことでしょ!ちゃんと分かって歩いてるんだから・・・」
と、しら~っと、軽くあしらわる始末・・・(苦笑)

友達の自然に対する観察力は抜群だから、だまって納得するしかなく、
でも、全くその通りですよね。

動物は私たちがが思うより、自然の中での生き方に限れば、
人間よりずっと賢明なこと・・・

中には優劣関係から、脆弱なイメージがある生き物もいるけれど
自然の理解は私たちが持っている理解からはほど遠い
別の次元のところにあるのではないでしょうか。

そんなこんなを考えながら、家を出てから10分にも満たないのに、
テムズ川の広大な景色が、目の前一面に広がる、
贅沢すぎる気がします・・

私は水がだ~い好きで、
きっと前世は水の中の生物だったんじゃないかと思い込んでます。
イルカだったらいいのにな~っ、と^-^

余談ですが、以前海外に滞在してた時、現地の友達4,5人の前で、
「私イルカのように泳げるんだよっ!」ってキュートな冗談のつもりで言ったら、
本気の本気で笑われ、というか爆笑(*_*)
「何がおかしいだろっっ???笑いのツボって万国共通じゃないのねっ・・・」
とちょっと苦い経験をしたことを思い出します。

みなさんも、海外で似たような経験される(た)かもしれない・・・
ちょっとした屈辱的な出来事の積み重ねで
心が鍛えられていくのと同時に、心が奥深くなる、
海外に触れることで何層にも心を豊かにできるんだと
実感しましたよ。

脱線しましたが、水の話に戻ります。
水辺には不思議なパワーがあること
共感してくださる方、きっとたくさんいると思います。

これは別に深く考えなくても理にかないますよね。
人間の体がほとんど水からできている事実。
とてつもない太古の昔までさかのぼると
つまり海からすべて生まれたという事実。
命の源です・・・
力が出るはずですね。

そして、街と水とが融合している壮大な姿を目の前にすると
とっても感激するのは私だけでしょうか・・・

タワーブリッジがまたもやお出迎えですね。

何度見ても、貫禄ありますよ!
この地で生まれ育った友達も
一日として同じ日はない、という飽きることのない
素晴らしい景色です。

立派な船が
青い空の下、どや顔で構えている姿が、
そのまま自分の中に投影されるようで、
わけもなく誇らしくなり、心を大きくしてくれます^-^

なんて単純こと・・・
けれど、
この素直に感じるセンサーこそが真実なのでないでしょうか。

想像力が掻き立てられる、魅力いっぱいのエネルギーです。

朝もよし、

日中もよし、

夕日の時間なんてなおさらのこと。

明日はまた、気が向く時間帯に会いましょう・・・あし

エコロジカル・パーク – 自然の展示

初冬、寒空のもと、
エコロジカル・パークの丘に登りました。
肌が痛くなる寒さの中、
外を出歩いている人もそうそう
他にいないだろうと思ってましたが、
結構アクティブな感じです↓

分かりずらいかもしれませんが、
恐らく、テコンドーらしき格闘技の
仲間たちです。

しばらくすると、ウォームアップが終わったようで、
本格的な練習に入りました。
距離があるので、迫力のある音などは
聞こえませんが、遠くからでも、
その躍動感は伝わってきましたよ。

公園の澄んだ引き締まった空気の中で練習すると
きっと集中力も高まるんだろな~、
と気迫から感じとられます。

夜だって、自然と人との集いの場。
こんな公園が近くにあるのは幸せですね。

さて、丘をおり、急傾斜な草むらの中の下り道を
するすると滑るように抜けると
スポットライトを浴びた一角に飛び出しました。

公園に自生する野花、木々と
それを守る人たち活動が紹介されています。

夜の光の中で、
自然は昼間とはまるで異なる力を発揮しているようですね。
忍耐強さや力強さがある。

ほら、愛情をもって草木に話かけると、
それに答えるように元気に育つと言うでしょう。
公園の木々も周りの自然の浮き沈み、
私たちのたわ言なんかも聞きながら、
威厳をもって立ち続け、
悪いエネルギーなんかは振り払ってくれる。
とてつもなくたくましいやつらなんです!

そんな自然の営みは
静と動に分かれて一瞬たりとも休むことなく
時を刻んでいてですね、

そこに寄り添う私たちがいます。

いつまでも、いい関係が続くといいなあ。

だとしたら、続く努力を私たちもしないといけないな~。

エコロジカル・パークの夜景

タワーブリッジから自転車で東に
10分くらい進んだところにある公園、
Ecolgical Park (エコロジカルパーク)に出かけました。

そこに、友達の秘密の場所があると言うのです。

11月の初旬です。
この日の夜もとっても寒く、
ジャケットの内に防寒のダウンベスト、
完全防備だったと思ったんですが、
じっとしていれば凍えそうな空気です。
厳しいな~、ロンドンの冬は。

でも、自転車が大好きな私たち。
あちこち好きなように動き回れる自由に
とって代わるものがないのです!

体の芯まで突き抜ける風の中を
自転車をあくせくと漕ぎながら駆け抜けると
じんわりと体が温まってきて、
なんともい言えない、満たされた感覚に包まれるんです。

ほどなくして、エコロジカル・パークに到着です!

公園の入り口は、おとぎ話に出てくるような
神秘的なゲート。

ゲートをくぐり抜けたところで、
友達が言いました・・・
「ここには精霊がいるような気がするんだ!」って。

一緒にそこに立ち止まってふか~く呼吸をすると、
不思議な感じがします。
絶対に周りの空気は冷たいはずなのに、
急に温かいなにかにそっと抱きしめられたような感じ。
ほんわりあったい。

そう、このスポットです。↓

わきのベンチに腰を下ろして、空気浴・・・
ここの空気を浴びているだけで、
悩みとか、肉体的な疲れ、
つまり体や心の緊張から解き放たれる。
そんな不思議な力がありました。

ここは自然のパワーが集まる精霊の森なんですね
まだ公園の入り口に差し掛かったばかりで、
奥に繋がる道に好奇心が広がります。

それから3分程公園の中ほど進んだところにある
高台に上りますよ。
向こうにある街のネオンが、
冷気にくっきり浮かんできれいやわ。

すぐそこにタワーブリッジがあって、
ちょっと自転車を走らせると
こんな素敵な公園。
ロンドンは、街と自然が融合して楽しいところですね。

人も文化も景色もほどよく混ざり合い、
いろんな色の物語があって、
ほんま飽きないわ。

旅を続けましょう~^-^

スカイガーデンからの夕日・・まだまだあります

夕焼けを狙って2度目のスカイガーデンからの眺め。

景色が美しすぎで立ち去ることができません!
立ちすくんだまま。

理由は、一刻一刻と表情を変える
空・・・
雲・・・

自然のドラマに終わりはないのですね。

沈みかけの太陽が、命を吹き返すように、
荒々しく燃え上がるオレンジの光。
あんなに遠くに輝いているのに
とってもあったかい。

愛おしささえ感じますね。
これが、絵画だったらこの瞬間が静止して、
いつまでも酔いしれていられるのに・・・

でも、変わりゆく短い短い時の中にこそ
美しさが散りばめられているんですよね。

写真の右少し上の方に、↓
ちっちゃくゴマ粒のように、
金色の空を羽ばたいてる鳥が見えますか?
鳥が夕日を愛でながら飛んでいるかどうか
分かりませんが
どんなに気持ちいいんだろうかと思われます。
鳥になりたいっ!と願う瞬間です。
今、この時。

あ~、本気でそう思う。

と思いにふけっていたら、
太陽が地平線に隠れ始めました。

ほんまに切なくて美しい。

もっとずっと空を眺めていたい。

旅は明日も続きますが
この空は2度とない空なので、
立ち去るのが惜しくてたまりません。

小さいころ、日が暮れても
遊びたくて、遊びたく駄々をこねた、
あの当時のわがままな感情が沸き上がり
心が響いたときに感じました。

大人になって、大人として振る舞うために、
ずいぶんと感情を心の奥底に
とどめてきたんじゃないかな~っ、と。

友達に言われたことがぐっと突き刺ささりましてね(苦笑)

「ある子供が100% 感情を素直に表現するのを見て、
 その翌年同じ子に会ったら、世間体とか体裁とか気にして
 感情の表現をコントロールする子になってる。
 日本は特に文化的な背景もあるよね。」

もちろん、大人になったら必然的に
大人としても振る舞い方を覚えるのが自然ですが、
日本は得に、礼儀とか云々
感情を露骨に表さない風習があり、
目と目で通じあうことが美徳とされたりしますよね。

自分自身の過去も振り返って、
感情に素直になるべときは素直に表し
それが人間らしいのではないかと思いました。

それにしても、美しい!
しっかりと心に焼き付け、語りつぎたいわ~。

この一瞬を。

タワーブリッジから空と海

タワーブリッジを渡るときは、
橋のそのものだけでなく、
橋からの眺めも見逃せないですね。

橋を上から支える空。

太陽は一刻一刻西に傾き
だんだんと空の色を虹色に染めていく。
綿菓子のような空と、
川面に輝く七色のさざ波と…

人工の造形と、
自然の光と…

風と雲と、
水の流れに大きな体をを委ねる船と…

いっときも見逃すのが惜しい。
時が止まればいいのに…と願うけど、
旅の時間はさらに加速しますよね。
それは濃密だから。

人間の感覚は
奥深くからつき動かされると、
良くも悪くも
もの凄い力を発揮しますよね。
こんなにすごい力があったんやと、
驚くぐらい。

そんな感覚を震わせる感動と、
時間の加速度は
比例していると思われます。

ほどばしる感動と、
悲しいくらい早く過ぎ去る時間。

日々の習慣で少し鈍くなった感覚が
呼び覚まされている証かな・・・

旅で、すっきりリセットできるといいですね。

やっぱり空気が美味しいわ~。
これ以上のごちそうないですよ^-^

バタシー・パーク – 平和

バタシー・パークの一角です。

木漏れ日の中から、
まるで絵本のような風景が現れました^-^(↓)。
野外学習または遠足でしょうか。

子供たちと先生が
陽気なエネルギーを
はちきれんばかりに発散。

絵画を眺めていいるようです。

そんな平和な雰囲気ですが、

すぐ傍にある仏塔に気づけば(↓)
なにか繋がるような気配です。
でもなぜ、ロンドンの公園に仏塔なのでしょう。

当時のロンドン地方自治体による
平和を願う年(1984年)の一環として、
日本山妙法寺により
1985年、正式に開設されたそうです。

公園の長い歴史からすれば、
比較的新しく公園に仲間入り。

金箔で覆われ
陽光でギラギラさらされて、
こんなにも眩しい仏像は
日本でお目にかかったことがないですよ!

毎日、散歩やジョギングの通り道に
拝むことができるなんて、

仏像を拝むのにはほぼ拝観料かかる
日本の環境に比べればありがたや~、です^-^

仏像は、4面に分かれて計4体、

それぞれ異なるポーズでお披露目。
最初の仏像は(↓)、
悟りや救い- ニラバーナ(涅槃)-
の極致に到達したブッダで、
カルマ(業)や輪廻から解放され
右手で頭を支え体を休めています。

次の仏像は(↓)
説教を唱えていますよ。
小指と薬指は外に広げ
悪を追い払いながら・・・

さてお次は、
左手は膝の上に掌を上に向いて置き、
右手は膝小僧の上に寝かせて
かつ少し地上に触れる、
不動の悟りのポーズです。

最後の仏像は
右手は上方(天)を指し、
左手を下方(地)、外側に向け、
天と地上の一体化を表します。

また、外側に向けられたその手で、
慈善の愛、恩恵が
私たちに向けられているのことこ。

この日、不思議な現象が起こりました・・・

青空の下、
無数のテントウムシが
空を舞っていたんです。

彼らをかわして
歩かないといけないほどの
経験したことのないおびただしい数。
少しぞっとするくらい・・・

無邪気な子供たちは
テントウムシのダンスに大はしゃぎで
健気さが美しくって心がくすぐったいばかりでした。

ところで、
「テントウムシが体にとまると
 幸せがやってくる」
というジンクスがあるのご存じですか?

澄み切った空気と、
神秘的な雰囲気に生える
仏像の神々しい姿から、
まんざら、偶然起こった現象でも
ないような気がしました!

信じることに意義ありですので、
ここは純粋に信じて・・・
幸せが舞い降りますように!!

でも、お忘れなく !

テムズ川を前方に左手(西側に)
チェルシー橋。

右手(東側)にアルバート橋
そう、ここはロンドンンのど真ん中ですよ。
平和を望む願いに国境ないんですね、
癒されました^-^

バタシー・パーク – 水、緑と動物

あらためて バタシー・パーク までサイクリング。
素晴らしい天気です!

大きな噴水のしぶきが、
リズムよく風を切り、
周りの自然(風、空気、緑の木々)と一緒に
音楽を奏でているようです(↓)

そこへ、一匹のワンコが
クンクン、のっそのっそと興味深々
近づいて来るので、
こちらはちょっと身構えて静止状態!

軽や~かに素通りです!

きっといつも散歩道なのでしょう。

ご主人様以外は、一応警戒はすれども、
害をがなければ、
気に掛けることも、愛想をまく必要もなし。

犬はご主人様を守る
とっても忠実な生き物。

危険がなかったので、
どうやら一応受け入れてくれたようで良かったです。
私よそ者ですからね。
礼儀正しくしないと・・・
なんとも優雅な動物です。

どうも素敵な瞬間をどうもありがとうね^-^

ほどなくしてご主人様がのたのたと近づいてきて、、
「やあっ!」と一声かわして、
こちらは重たい足取りで、
ワンちゃんがずっと先にいるからといって
急ぐ様子一切なく去って行きました。

どちらが散歩してもらってるんでしょう!?(笑)
微笑ましい一コマです・・・
平凡な日常が物語になる。
だから、旅はいいんですよね・・・

ワンコと言えば、
公園の一角に犬の像があります。

像は、Brown Dog Statu と称されます。
いとも愛らしいテリアですが、
このテリアは動物実験で犠牲なった
多くの犬たちの記録を残すべく、
象徴として今日ここに立っています。

1900年代の前半は、
動物実験が盛んに行われ、
賛成派、反対派の間で
当時大きな社会現象となったようです。

動物に優しい、同等の権利を尊重する
イメージがあるイギリスですが、
裏をのぞけば歴史は少し複雑です。

さて、気分を変えて、
もう一つの噴水で心を洗います。

水しぶきがとその音が
みずみずしいこと。

自然はアートそのものですね。

その噴水の横で、
こちらも自然が時を刻みます。

まだ、日が高く、
公園の魅力を
存分に楽しめそうです。

バタシー・パークの他のエリアも見てみましょう! あし

Sky Garden – 空中ガーデンから!

サイクリングで
ロンドンの街中を駆け抜ける日々が続きいます。
天気がよければ、これほど気持ちいことないですね!
交通渋滞に悩まされることもないし、
景色が間近で楽しめるのが最高。

この日はビッグベンロンドン・アイを通りすぎて
目的地、スカイガーデンに。

エレベーターで最上階35上階に到着すると、
前方に広がるのは空の海。

角度を変えると
緑の海。

外の空気に触れると、
なんだか太陽に少し近づいた気がしますよ!

光と影が戯れ語りかける。

ちっぽけなことは忘れようと。
心の鼓動に酔いしれようと。

体の奥の振動と反動と・・・

空の海原が再び呼びかけるんです。
海は広いからずっとずっと、
はるか眼下の海原もちゃんと見てねと。
時を刻んで心に留めてと。

テムズ川が黄金の帯となり、
風にたなびいていますね。
船も演出も粋やわ~^-^

ほ~っと一息つけば
お腹の海原もぐるぐる・・・
空中カフェに引き寄せられて、

ハーブティーと野菜のキッシュで
心がほっかほか。
体から、心から、おいしいってこういうこやね。

そしてまた、
風と光と、
自由に飛び交うエネルギーが
まだまだあるよと誘い出す。

タワーブリッジがあんなに小さく、

どこから眺めてもおごそかなにくいやつ(笑)

人間の知恵と術/アートはすばらいけど、
川がなければ橋はできない。
石・土がなくても橋はできない。

何が欠けても形はならない、
これ究極の真実ですね。

もうちょっと仲良く
人間と自然が共存できたら、
いいんやけど、
と願わずにはいられません。

旅は時の教科書にもなるんだ・・・

Δ営業時間
Monday – Friday: 10am – 6pm
Weekends: 11am – 9pm

*入場無料
ホームページから予約)
Add: Sky Garden Walk, London, EC3M 8AF

Clapham Common (クラパム・コモン)- 水辺 –

再び、Clapham Common の公園。
ロンドンに来て初めて訪れた、
南西部に位置する三角形の公園です。

緑地には、カフェ、プレイグランド、
スケートパーくなど、
レクリエーション施設が整っていて、
広さもあり、活躍の場が多そうです!

また、公園にある野外ステージはロンドン最大で、
様々な音楽イベントが開催されているそうですよ。

そんな賑わいをよそ眼に
池の中で鳥たちがゆ~ったりと戯れています。

何気ない風景ですが、
優雅な姿が大きな自然の中で
とても映えますね。

水は、
全ての生き物にとってなくてはならない
生命の源。

その水が織りなす、
形、旋律、
空気との戯れっていうのかな・・・
その不思議な魅力に引き込まれます。

渦と波と・・・

旅先では、体も心もゆとりができて、
遊び心が満開に。
気持ちも戯れ、目の前の風景をとらえる色調も、
自由気ままにとらえてもいいんではないでしょうか。

赤は赤、
白は白でなくてもいい。

友達に口が酸っぱくなるほど言われる、
「日本人はプラニングが好きだね。
 計画通りに事が運ばないと焦っちゃう。
 きっちりするのもいいけど、
 時々、臨機応変に
 その時の気持ちで行動するのも大事ちゃう?」

ほんま、おっしゃる通りやと思いますよ・・・

もうすぐ日が暮れます。